「ロードバイクに筋トレは逆効果」という話を聞いたことはありませんか?仕事や育児で忙しい中でロードバイクを楽しんでいると、筋トレを加えるべきか迷う方も多いはずです。結論からお伝えすると、筋トレとロードバイクの相性は「目標によって変わります」。この記事では、目標別に筋トレが有効かどうかをわかりやすく解説します。
「ロードバイクに筋トレ不要」説はどこから来たのか
「筋トレしたら遅くなる」という意見は、主にヒルクライムやツール・ド・沖縄のような長距離ロードレースを目指すアマチュア競技者の文脈で語られてきました。これらのレースでは、体重が軽いほど登りで有利になるため、余分な筋肉をつけることはデメリットになります。(プロのレースであれば筋骨隆々のスプリンターをゴール前まで連れて行くアシストがいるため、話は別。)
また、長時間・長距離を乗り込む練習の方が、持久力や心肺機能の向上に直結するのも事実です。
つまり、「筋トレ不要」説は、特定の目標・特定のレースに向けた文脈での正論であり、すべてのロードバイク乗りに当てはまるわけではありません。
目標が違えば、正解も変わる
では、仕事や育児で時間が限られている方はどうでしょうか。週末しか乗れない、まとまった練習時間が取れない、という状況では、長時間の乗り込みよりも「短時間で効果が出るトレーニング」の方が現実的です。そこで注目したいのが、クリテリウムというレース形式です。クリテリウムとは、1〜2kmの周回コースを繰り返す短距離レースで、スプリント(短距離全力疾走)やパワーが勝敗を大きく左右します。長距離の持久力より先にパワーを鍛える方が、時間対効果が高く、得意分野を早く作りやすいのです。
- ヒルクライム・長距離ロードレース志向 → 乗り込み練習を優先、筋トレは最小限に
- クリテリウム・短距離スプリント志向 → 筋トレでパワーを鍛えるのが有効
- 時間がない・まず得意分野を作りたい → クリテリウム×筋トレがコスパ最良
両立するなら押さえておきたい2つのポイント
筋トレとロードバイクを両立するうえで、大切なポイントを2つ挙げます。
1つ目は「全身をバランスよく鍛えること」です。ロードバイクはペダルを踏む脚(大腿四頭筋・ハムストリングス)だけでなく、ハンドルを支える腕・肩、体を安定させる体幹、姿勢を維持する背中まで全身の筋肉を総動員するスポーツです。下半身だけ鍛えても、上半身や体幹が弱いと力のロスが生じ、パワーが効率よくペダルに伝わりません。スクワット・デッドリフト等で下半身を、腕立てやベンチプレス、プランクや懸垂・ダンベルローイング等で体幹・上半身も合わせて鍛えることが、総合的なパフォーマンス向上につながります。
2つ目は「回復ケアを怠らないこと」です。筋トレ後に適切な栄養補給(プロテインなど)を行うことで、筋肉の回復が早まり、次の練習にも早く戻れます。回復を軽視すると疲労が蓄積し、ロードバイクの練習に悪影響が出ることもあります。
まとめ:目標を決めれば、答えは自ずと出る
この記事では、ロードバイクと筋トレの相性について、目標別に解説しました。どちらが正解かではなく、「自分がどんなレースを目指すか」によって最適なトレーニングは変わります。
- ヒルクライム・長距離ロードレースを目指すなら → 乗り込み練習を優先しよう
- クリテリウムや短距離パワー系を目指すなら → 筋トレは強力な武器になる
- どちらの場合も → 筋トレ後の回復ケア(プロテイン等)は必須
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